コラム
入退室管理システム+顔認証アプリのメリット・選び方
入退室管理システム導入前に知っておきたい顔認証システム(アプリ)の機能・メリット・選び方
顔認証は、より高度なセキュリティと利便性が期待できます。カメラで撮影した顔の画像から目・鼻・口・輪郭などの特徴点を抽出し、データベースと照合することで本人確認を行います。顔の各部位の位置関係から顔の特徴量を数値化し、AIによるディープラーニングにより高い認証精度を実現しています。カメラ以外の専用デバイスが不要なため、導入が手軽で非接触のセキュリティ認証を可能にしています。
こちらでは、顔認証入退室管理システムの導入を検討している方へ向けて、顔認証システム(アプリ)の仕組みや機能、導入のメリット、選び方などをお伝えします。
顔認証入退室管理システムのメリット
顔認証入退室管理システムのメリット1:セキュリティ強化
顔認証の最大のメリットは、セキュリティを強化できることです。顔認証による入退室の記録を管理することによって、成りすましリスクが低減されます。加えて、ログに顔情報が残るため、「不正入室をさせない対策」としても有効です。また、従来のICカードや社員証といった物理的なツールを使わずに済むというメリットもあります。
顔認証入退室管理システムのメリット2:業務効率化
顔認証の入退室管理システムは、受付業務や労務管理の負担を軽減し、業務の効率化に寄与します。
受付業務の負荷軽減
事前に来客者の顔情報を登録しておけば、受付での対応が不要になります。特定の来客があれば、担当者へ自動で呼び出しをかけることも可能です。
労務管理の負担軽減
入退室データを勤怠管理システムと連携させれば、出退勤管理が自動化されます。出社時、従業員は顔認証するだけで打刻の手間が省けます。
顔認証入退室管理システムのメリット3:利用者の利便性向上
顔認証の入退室管理システムは、利用者の利便性を大きく向上させます。
- カードやキーを持ち歩く必要がない
- 手荷物を持っていても開錠可能
- カメラに顔を向けるだけで認証完了
カードをタッチする手間がなく、非接触で認証できるため、スムーズに入退室が行えます。特にエントランスなど人の出入りが多い場所では、混雑を防ぐことができ、待ち時間の削減にもつながります。
また衛生面でも安心で、感染症対策としても有効です。従来の生体認証は、デバイスに触れる必要があり、消毒が必要でした。顔認証なら非接触のため、衛生リスクが低減できるのです。
このようにユーザーフレンドリーな顔認証システムは、利用者の利便性と満足度を大きく向上させることが期待できます。
一般的な顔認証入退室管理システムの機能
本人認証と施解錠制御
顔認証入退室管理システムでは、カメラで撮影した顔画像から本人を特定し、その認証結果に応じて電気錠の制御を行います。具体的には、以下のような流れです。
- 来訪者の顔をカメラで撮影
- 顔認証エンジンが顔の特徴点を抽出し、登録済みの顔データと照合
- 本人と認証された場合、電気錠を解錠
このように、非接触での本人確認と施錠解除を自動で行えるため、スムーズな入退室が可能となり、業務の効率化が図れます。また、カードの紛失や貸し借りによるセキュリティリスクも回避できます。
入退室記録と通知機能
顔認証入退室管理システムには、入退室記録を自動で作成・管理する機能があります。入退室者の顔画像や日時、場所が記録されるため、不審な入退室があった場合の追跡が容易になります。記録はHTML形式やCSV形式などで出力できるシステムが多く、管理者はデータを確認・保存できます。また、入退室の都度、管理者や警備員に通知が届くシステムもあります。
代表的な通知機能の例
- 管理者へメール通知
- 警備員へプッシュ通知
- 塾や病院などでは保護者へ通知
このように、入退室記録の自動作成と通知機能によって、従来よりも入退室管理が効率化され、セキュリティ強化にもつながります。
外部システム連携
顔認証入退室管理システムは、外部の様々なサービスやシステムとの連携が可能です。
連携できる主なサービス・システム
- 勤怠管理システム
- 会員管理システム
- 予約システム
- 各種業務システム
例えば、勤怠管理システムと連携することで、入退室の記録を出退勤時間として自動で打刻できます。これにより、打刻の手間が省け、人的ミスによる打刻忘れや不正打刻のリスクを防げます。また、会員管理システムや予約システムとの連携なら、入退室が可能な会員・予約者の管理が容易になります。さらに、各種業務システムとの連携により、様々な業務の効率化が期待できます。
このように、外部システムとの連携によって、入退室管理業務以外に、効率化やセキュリティ強化にも役立てられるのが大きなメリットです。
顔認証入退室管理システム選びで着目したいポイント
必要なセキュリティレベル
顔認証入退室管理システムを導入するうえで、まずは必要なセキュリティレベルを検討する必要があります。例えば、以下のようなレベル分けが一般的です。
- 低:一般的な入退室管理で、セキュリティ要件はそれほど高くない
- 中:一定のセキュリティが必要だが、最高レベルまでは求められない
- 高:高度なセキュリティが要求される施設で、セキュリティが最重要視される
セキュリティレベルが高ければ高いほど、精度の高い顔認証システムが必要になり、コストも上がります。セキュリティ要件に応じて適切なレベルを選ぶことが重要です。
認証の精度と速度
顔認証入退室管理システムの認証精度と速度は、採用している顔認証技術によって異なります。代表的な顔認証技術には、以下のようなものがあります。
特徴点照合方式
- 認証精度(FRR):0.001%台
- 認証速度:数百ミリ秒
3次元認証方式
- 認証精度(FRR):0.01%台
- 認証速度:1秒前後
画像照合方式
- 認証精度(FRR):1%台
- 認証速度:数秒
このように、より高精度な顔認証技術ほど認証に時間がかかる傾向にあります。用途に合わせて、要求される精度と速度を考慮する必要があります。
必要な機能の有無
顔認証入退室管理システムは、入退室の管理以外にも様々な機能を備えています。システムを選ぶ際には、必要な機能があらかじめ備わっているかを確認することが重要です。主な機能は、以下のとおりです。
- 入退室記録の管理
- 出力機能
- スケジュール設定機能(有効期限、入退室エリア、休日設定など)
- セキュリティ連携機能(電動シャッター、火災報知器との連携など)
- 業務連携機能(会員管理システム、勤怠管理システムなどとの連携)
例えば、感染症対策として体温測定機能が必要な場合は、その機能を備えたシステムを選ぶ必要があります。
システム連携の容易さ
顔認証システムと入退室管理システムを導入する際は、外部のサービスやシステムとの連携の容易さも重要なポイントです。連携することで、様々な業務の効率化が期待できます。例えば、以下のようなシステムとの連携が可能です。
- 勤怠管理システム:入退室の記録から出退勤時間を自動で取得できます。
- 会員管理システム/予約システム:会員や予約者の入退室を制御できます。
- 各種業務システム:入退室情報を活用し、業務の自動化が可能です。
システム間の連携がスムーズにできる製品かどうか、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)の公開状況なども確認が必要です。
顔認証入退室管理システムの導入はエッジプラスまでご連絡を!
GuestCoolの顔認証機能は、来訪者の同一性を迅速かつ正確に確認するための先進的なソリューションです。この機能により、従来の手動チェックインの煩わしさを解消し、成りすましなどのセキュリティリスクを大幅に低減します。顔認証を利用することで、来訪者のチェックインプロセスが自動化され、スムーズな入退室管理が可能になります。また、顔認証データはセキュアに管理され、プライバシーを保護しながら高度なセキュリティを提供します。
この革新的な機能を活用することで、企業は受付業務を効率化し、来訪者に対してより安全で迅速なサービスを提供できます。導入をご検討中でしたら、ぜひエッジプラスまでお問合せください。
GuestCoolの機能に関する詳細は、機能紹介のページでご覧いただけます。
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